こんにちは伊東です。
徐々に肌寒い季節となりつつあり、年末へ向けて一歩一歩と言う所でしょうか。
株式市場の方はと言えば、マザーズなどの小型が今週水曜日辺りまで強く作用しておりましたが昨日木曜日辺りからここ最近お盛んだった新規IPO辺りが「高値警戒感」から資金が抜けたような気もします。
テレビや雑誌などでは「バブル」等ともてはやした部分もあり一旦は良いところまで来たのでしょうね。
個人投資家の多くはこのようなIPO系の割高感満載の銘柄を信用で買い付けた投資家が多いようで、この程度の下落で早くも追証となった個人投資家が今回はとても多いとの話です。
コロナ相場により、新規参入組でもある個人投資家が一気に増えたと思われ多少無茶な投資を行う人も増えたようです。
本日金曜日のマザーズなどIPO系の「ナイアガラ」は大分ヒヤッとされた方も多かった事でしょう、「初値10倍」等チョット調子づいていたような気もしますので、、、致し方ないですかね。
私なんかも若き頃、丁度小泉政権時の相場などでも「調子づいた」頃を見計らって毎回のように今回のようなコツンと頭を小突かれるような相場は何度も経験しましたので理解もできますが、まだ若い方々は「こんなはずじゃない」等と勝手な思いから損切りが出来ずにいる方も多いでしょうね。
これも経験の一つと割り切る事が最も大事で「相場は明日もある」このような観点を持つことが必要です。
昔の相場師などもよく言ったもので「休むも相場」なんて言葉もある通り、毎日上がる相場なんてありませんからね。
下がればまた上がり、上がれば下がりこの繰り返しでもって「上昇相場」や「下落相場」となるのですから。
11月は米国大統領選挙もありBIGイベントが待ち構えておりますので「森を見ずして木を見よ」の如く個別での対応が良いでしょう。
日本株では筆頭格となっている【9983】ファストリは既に売り枯れし信用倍率は0.2倍とはっきり言って異常事態でもあります。
指数も、ファストリも需給のみが相場を支えている部分も大きい為、中々売り方もそううまくはいかない様な気もしますが、一応週明けも用心して掛かりましょう。
後味の悪い1週間となりましたが、今週もお疲れさまでした。
今週の気になった銘柄は【3751】日本アジアグループ 隠れたクリーンエネルギー関連。
2020年10月16日
【10/16】ナイアガラ
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。