こんにちは伊東です。
先週末のトランプ大統領のコロナ陽性による入院から一転、その後は退院となり株式市場はトランプ発言に一喜一憂する日々を送っております。
彼の発言でアメリカ株の指数は乱高下し、一日で500ドルの上下する日が数日あり週初めはボラタイルな動きが続きました。
一方の日本株、東京市場では底堅い日が続き週間騰落率ではすべての主要指数が軒並み上昇となりました。
日経平均は2月中旬のコロナ前の水準を上抜け、マザーズ指数は連日の高値更新となり好相場が続いております。
この背景にはやはり機関投資家や外国人投資家の影も当然あるとは思いますが、やはり強烈な下支えとなっているのは空売りの買い戻しの存在のようです。
コロナショック後の4月上旬丁度今から6か月半年前の状態を是非ともご覧頂きたく、特に【1570】日経平均レバレッジ。
信用で空売りをされた方は13,000円近辺での建玉で現在は21,400円と8000円以上の値幅の上昇であり、要するに4月上旬に空売りを行った投資家の信用の期日が連日日経平均を下支えしていると言っても過言ではないでしょう。
またYouTubeの放送でも何度も取り上げております、個人投資家に人気のヘッジETF【1357】ダブルインバースでは、こちらは逆に買い残の期日が4月上旬に買った方々の信用の期日が毎日のように到来し約半値の水準で投げ注文が降って来るわけです。
やはり何度も申し上げます通り「よくわからない商品」には手を出さないこれが投資の鉄則ですね。
恐らくこの商品を本当に理解して買われている方はかなり少ない事でしょうね。
また東京市場に関してはこれまでマザーズの小型ばかりがピックアップされてきましたが、その間に東証一部の大型では【7974】任天堂の上昇が目立っておりました。
しかしながらここ最近は日経平均の上昇と共に少し任天堂はお休みのようですが、次なるベンチマークは【9983】ファストリトなって来たようです。
この株が本格的な上昇となりますといよいよ日経平均の上抜けに期待がかかってきますね。
まあいずれにせよ年末ラリーに向けてのカウントダウンはもうそこまで来ておりますので、令和2年の好相場にはまだまだ期待をしていきたいですね。
今週の気になる銘柄は【5017】富士石油 早々たる株主ですこんな株主欄見たことないかもです。
人気があまりない分気づかれてないのでしょう。
今週も皆様お疲れさまでした。
2020年10月9日
【10/09】「強烈な下支えは…
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。