こんにちは伊東です。
今週に入りニュースは、コロナウィルス新型肺炎で持ち切りとなり、東京市場の株価もそれらのニュースに一喜一憂する形となっていたようです。
徐々に明るみとなる被害の拡大が株式市場におけるネガティブな材料と捉え先物市場などの売り方には絶好の売り仕掛けのチャンスとなった模様です。
個別銘柄はSARSの時を思い出したかのようにマスク関連や消毒などの関連株に活発な動きが見られました。
株式市場と言うものはいい加減なもので、マスクなんかじゃ防げないと分かっていても関係者はその関連株と位置づけ株価を抑揚させます。
しかしながらこのような現象は毎回のように行くところまでいかなければ終わりもなく毎回のように「こんなの関係ないよ」などと馬鹿にした空売り、頭の良い方々のショートが焼かれているのもまた現実です。
そして相場とはまたいやらしい物でその様な売り方ショートが踏み上げられてからスタート地点まで毎回のように暴落するのです。
日本株において個人投資家の売り方は非常に「不利」であり貸借銘柄でも売りたいと思った時には「時すでに遅し」のように「新規売り禁止」、単なるマネーゲームのように急騰した株は、貸借ではなく売ることも出来ず、、、
本当に外資系証券の意のままに相場が動いていると言っても過言ではないでしょう、、つくづく誰のためにある市場なのか??と考えさせられます。
マスクなどの銘柄以外は、意外にも堅調な銘柄群も多数あり、本日米国市場の引け後に発表されたインテルなどの決算が良かった模様で、日本株も半導体関連が活発な動きで指数は意外にも底堅さも見られます。
ただ一方で個人投資家の好む小型は時間軸が短いのか週明けに強かった銘柄が週末にかけ売られたりと「持ち越さない投資家」が多くなっているとも取れます。
またここにきて8月から上げ続けたジャスダック指数にも陰りが見られ、5日線に沿って上昇してきたチャートが多少売り込まれているようにも感じます。
個人投資家が恐らくデイ中心の為、このような小型に陰りが見られ更には機関投資家が恐らくですが多少大型株にシフトし銘柄の入れ替えが行われているように感じますね。
一部病院関係者の話では今回の新型肺炎は「しっかり栄養を取って寝てれば治る」等とも言われておりそこまで強烈なウィルスでもないとの話です。
恐らく年明けから上げ続けた株式市場に「冷し水」なのですかね。
何れにしましても下げ止まりも見られここからの下値は限定的のようにも思えますので過度な悲観論は買いで良いでしょう。
まあ皆様も念には念をで外に外出の際はやはり「マスク」ですかね(笑)
それでは皆様良い週末をお過ごしください。
長々とお付き合い頂きました皆様に恒例の1銘柄【6542】FCホールディングス このような一見地味な銘柄が良さそうです。
2020年1月24日
【1/24】誰のための市場なのか
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。