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2019年9月27日

【9/27】金融ジャブジャブ相場

投資調査部部長
伊東 聡
こんにちは伊東です。

昨晩は元デイラー仲間と4人ほどで集まりがあり、うち2人は自宅でトレードを行っているようでここ最近の相場は久しぶりにウホウホだったそうです。

元デイラー達はやはりこのような「金融ジャブジャブ相場」みたいなものは分かり易かった相場なのでしょうね。

昔からこの内の1名の友人は相場の押し引きがうまくインとアウトが非常にうまく昔を思い返せば共に切磋琢磨した日々が懐かしく思えました。

欧米の景気減速懸念からの低金利政策は後にジャブ付いたマネーが市場へと流れ込みこのような相場形成となるのでしょう。

今週に入り東京市場では明るいニュースがありました、日本の年金もスチュワードシップコード導入。

これまで日本の大企業などの経営陣は株主還元策は軽視してきました。

これまでは外国人ファンド所謂「物言う株主」は日本では村上ファンドぐらいのもので殆どの国内の株主はこのようなものに疎く企業の怠慢が外国人投資家の日本株に対する姿勢は中々BUYには至らなかったのでしょう。

しかしこのニュースを見ればとうとう日本の年金もこれまでの株主軽視の考え方のモノ申すとなった訳ですからここから先は日本の企業も増配、自社株買い、を行わなければ年金に見放されるわけですから必死ですね。

それが嫌なら「上場廃止MBO」しかなくなりますので良い方向に向かうでしょうね。

本日は権利落ち日と言う事で中間配当は過去最高を記録した模様です。

東証一部の落ち幅は160円ほどであり、株式の配当金が増加傾向になる中、現状の銀行の普通預金の金利は100万円を10年間預けたとしても金利は僅か100円程度と本当にATMの手数料の高さが気になりますね。

もはや銀行は、厳重な金庫みたいなものですね。

それに加え日本株の配当利回りの3%を超える企業は500社を超えており本当はもっと株へ資金が流入してもおかしくないのですが中々日本国民は「投資」みたいな物が嫌いなのでしょうね。

今後更に配当を増額する企業が増えるでしょうから、世界中からの投資マネーを東京市場に呼び込んで欲しいですね。

連日底堅い相場が続き「押し目待ちに押し目なし」が続いておりますので、10月第1週辺りの押し目があれば積極的に拾ってみたいですね。

良い相場だったという事で週末ゆっくりお過ごしいただき週明けの相場に期待して参りましょう。

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投資調査部部長
伊東 聡

東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」

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