伊東です。
18日のドラギ発言からのトランプ発言を好感し米国株は高値を更新、一方で日本はと言えば、、、欧米の金利安を警戒し円高懸念とまたもや本日金曜日はトランプ氏の発言「イランへの、、、」これによりまたもやリスクオフ。
情けない国ですね、、、
しかしながら米国のみならず日本におきましてもショートポジションを持つ投資家は多く米国は踏み上げ、日本の底堅さはここにありと言った感じです。
週明けは大阪で月末に開かれるG20が控えており週明けは、今晩辺りにトランプちゃんが余計な事を言わなければ堅調な相場に期待が持てそうです。
ここ最近の東京市場の相場を見ておりますとどうも2000年前後のITバブル時の様子に似てきたような気もします。
当時1998年140円だったドル円相場は翌年1999年には101円と超円高となりましたが通常であれば暴落すべく相場は円高でも買える株所謂ネット革命を先取りした相場「ITバブル」へと発展したのです。
あの当時、市場の話題の根源となった銘柄は【9984】ソフトバンク【9435】光通信だったのです。
現在の状況はと言えば【9983】ファストリは上場来高値更新、【9435】光通信は2000年以来の高値を更新とあの当時を思い出させるような感じです。
また新興市場の中には新規上場となる銘柄にITやAI等の今後の人材不足を補うべく成長企業の株がずらりと並びまた、それらの銘柄の株価が当時の単位1株単位ではありませんが1万円から数万円するものが続出している状況でで何となく当時を思い出させてくれます。
更に2000年近くに新規上場を果たした【4776】サイボウズは2011年には叩き売られ130円まで下落した株価は年足チャートで御確認いただければお分かりになると思いますが4年間連続の陽線で今年に入り急激に上昇スピードを加速しております。
この様に軸となる銘柄が現状この様な状況になりつつあり、それに付随した企業が続々と値上がりするのが目につきます。
○○バブル等という文言はその時代に実際に入り込み体感している最中はそれに気づくことなく、終わってみれば「アノ時おかしかったよね〜」「あれはITバブルだったんだ」なんてことになるわけです。
世界的な金融緩和更には低金利政策お金はジャブジャブのはずですので何がおきても不思議ではありません。
今はまだまだそのような状況ではない物のマーケットに関わる者としてはある程度このような部分にも、目を見張って行きたいなと思っております。
一般的なセオリー「円安、株高」だけでなく「円高、株高」これはあくまでも指数のみが上がらなくとも体感できる良い相場はいくらでもありますので、時にはハイエナのように狙いを定めて参りましょう。
何はともあれ今週末トランプちゃんが余計な事を言わないこれだけを祈りつつ、G20に期待したいですね。
それとイランの問題もそうですが日本は毎回のように「何かが起きそう」これに弱い市場です、通常遠い有事は毎回様に買いとなる場面がほとんどですのでこれも視野に入れて参りましょう。
今週は少しまじめなお話となりましたが、週明けの良い相場に期待しましょう。
【7895】中央化学 円高なんて全く気にならない株の様です。
2019年6月21日
【6/21】ITバブルの再来か
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。