こんにちは伊東です。
令和相場も始まり0勝8敗=令和(れいわ)などと言われておりましたが本日金曜日ようやく反発に至って参りました。
5月の第2週は先物を中心に外国人投資家の売りが出ていた模様であり、外需売りの内需買いが横行しておりました。
投資家動向はやはりこのような時期は短期売買の方々が多くなっていたようでありうまく行く方とそうでない方の命運がはっきりと分かれていたように思います。
ちょうど本日女性デイトレーダーの方とお会いするきっかけがあり、この女性は分析力は有るもののどうも高値掴みをするケースが多いらしくこのような投資家心理についてヒアリングできましたので皆様にお伝え致します。
Q伊東:どうして以前より安い所で注目していたのに投資家が買い始め高値形成となった時に買ってしまうのですか?
A女性投資家:もっともっと上がると思いもしかしたらこの勢いに乗りストップ高になるかもなんて思ってしまうのです。
Q伊東:ところでその銘柄はだいぶ前から注目していたのに、どうしてまだ盛り上がっていない時に買わないのですか?
A女性投資家:一度目を付け触っては見たものの見事に無風状態で恐ろしい物見目を付けたと思い一旦売却し監視銘柄から外してしまいます。
私自身も株式デイラーをしていた当時うまく手が合わない時などは自分自身が一番信用できない状態に駆られてしまう事が良くありました、この女性はやはりこのような衝動に駆られるのでしょう。
このまま話を続けておりますとやはり面白い言動が飛びだしました。
一度監視から外した銘柄が値上がり上位に上がりチャート形成が良くなって来ると「ジャンピングキャッチ」をしてしまうようです。
更にはこの銘柄に関しては初動段階でかなり調べつくしていた為、今度はさらに自信満々で高値を勢い良く買い付けてしまい自分を見失ってしまい、、、更には値下がりした際も逃げられなくなってしまうようです、、、、
これでは勝てませんね!!
正にこのような行動は「やられる投資家」に多く見られる傾向であり、集団心理が多く働くように思えます。
当初買い付けた当時は他に誰も買ってこず結果として上がらないと思ってしまう、値上がりしたところで多くの投資家が参戦してくるため上昇後に買い付けてしまう。
致し方ない事ではありますが自分を一番信じられないのが自分自身という事になります(笑)。
これは目指していた飲食店にランチに向かったにもかかわらず、近くの飲食店が単にテレビ報道があったことにより行列ができていてつい一緒に並んでしまい食べた後に後悔するなどのパターンに良く似ています。
「折角念入りに調べたのに〜〜」
まあこの女性投資家も今回ばかりは相当反省していながらもまだまだこのような集団行動の理論は続けてしまいそうです。
資金が無くなる前に気づいてもらいたいものですね(笑)
相場の方は本日の反発により少しづつ良くなって頂きたい所ですがやはり今後もトランプちゃんの言動には要注意ですね〜
東京では先週末は神田祭り、今週は三社祭とお祭りが続きますが、東京市場の相場もこの女性が高値を掴んでも儲かるほど湧き上がってお祭り相場になってもらいたいものですね〜
今週の一銘柄は【3356】テリロジー そろそろIR攻勢となりそうですね。
2019年5月17日
【5/17】ジャンピングキャッチ
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。