こんにちは伊東です。
季節は徐々に秋の気候となり涼しさも感じられるようになって参りました。
本日金曜は皆様気にしていたメジャーSQ、昨晩の米国株も堅調だったこともあり円安もかなりの追い風となった模様で日経平均は昼現在23000円乗せとなりました。
これまで4回に渡り跳ね返されたこの厚い壁を難なく突破したのは日本株にとってかなりポジティブ評価される事でしょう。
本日の日経新聞の朝刊にも記載されていたのですが「歴史に残るディール」米ゴールドマン・サックスとJPモルガンの株式部門のお話です。
アルタバが売却するヤフー株に対し、およそ半日の短期間で投資家の注文を集めて売買を成立させる「アクセラレーテッド・ブックビルディング・オファリング(ABO)」。
10日の東京市場が閉まるのを待って、午後4時にABOがスタート終値から4%値引いた354円で世界の投資家にヤフー株を買わないか、打診が始まった。
時価総額が約2兆円のヤフー株に対し、一晩で集まった買い注文は最終的に約1兆円。(驚)
東証1部の売買代金が2兆円に満たない日もあるなかで異例の規模購入した海外勢はヤフーの既存株主や政府系ファンド、代表的な買い持ちの機関投資家、ヘッジファンドなど何と!!150を超えたとされている。
JPモルガン証券によれば「外国人投資家は成長期待のある日本企業に強い関心を持つことが確認できた」とのことだ。
実にダイナミックで今後の日本株に期待の持てるお話で「日本も捨てたもんじゃない」と感じました。
そして本日満を持して【ゴールドマン】はヤフー(4689)の目標株価を変更、 目標株価560円→610円(笑)
9月の第1週の外国人投資家の売り1兆円が気になるところではありますがこれは恐らく市場にネガティブインパクトを与えた【TATERU】の影響と【パイオニア】などに絡むものと推測されますので過度な不安要素はないと感じます。
他の株式や先物は外国人投資家は多く買いも入っているようですのでここから先の年末相場に向けての相場には先高観も出ると思います。
皆様、3連休ゆっくりとお過ごし頂き「彼岸底」からの株価の上昇を願って参りましょう。
長々とお付き合い頂きました皆様へ恒例の1銘柄【6976】太陽誘電 かなり叩き売られましたが四季報のコメントも良好ですよ。
それではまた来週お会いしましょう。
2018年9月13日
【9/14】「歴史に残るディール」
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。