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関東財務局長(金商)第1756号

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2020年8月28日

相場の見立て・展望(8月28日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
今週の東京株式市場は最後の最後で大荒れとなりました。28日午後2時過ぎに「安倍晋三首相が辞任の意向を固めた」と伝わったからです。この日の日経平均は前日比326.21円(1.41%)安の22882.65円と大幅に3日続落しました。高値は12時30分の23376.13円、安値は14時10分の22594.79円でした。高値から一時781.34円も急落する場面をみました。

ちなみに、日経平均の週足のローソク足は、始値が22913.20円、高値が23431.04円、安値22594.79円、終値が22882.65円です。実体が30.55円の小陰線でした。週末に、このような材料が飛び出したのですから、まあ当然の値動きになったとの印象です。

一方、東証マザーズ指数も週後半失速しました。これまで人気化し急騰していたIT関連や直近IPO銘柄が一斉に利食い売りを浴びた結果です。東証マザーズ指数の28日終値は前日比52.85ポイント(4.66%)安の1081.57ポイントでした。日足チャートでは、5日移動平均線(28日現在1130.10ポイント)を下回ってしまいました。ですが、25日移動平均線(同1049.76ポイント)、75日移動平均線(同1006.02ポイント)は上回っています。前週末の「パーフェクトオーダー(短期・中期・長期の3本の移動平均線が順番にキレイに同じ方向に並んでトレンドが発生している状態)」は崩れてしまいましたが、少なくとも、75日移動平均線を割り込むまでは、「弱気」に転じる必要はないとみています。

ところで、カンザスシティー連銀主催の年次金融政策シンポジウムでパウエルFRB議長は、金融政策の設定における新たなアプローチを発表しました。議長は期間平均で2%のインフレ率を目指すと表明しました。また、物価圧力がオーバーシュートする期間を容認する可能性を示唆しました。これを受けて、低金利が長く続く確度が一段と高まりました。これは世界の株式市場には強烈な追い風といえるでしょう。

一方、国内政治に関しては、安倍首相は臨時代理を置かず、後任の首相が選ばれるまで執務に当たるようです。また、「首相が辞任すれば、今後の焦点は「ポスト安倍」に移る。自民党は近く総裁選を行って次期総裁を選出する。総裁選には、自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長が意欲を示しているほか、党内には菅氏や河野太郎防衛相らを推す声もある。」と一部で報じられています。また、麻生太郎副総理・財務相の名前も挙がっているようです。

私は、次期総裁が誰になろうとも、現在の積極財政を否定せず、経済優先の路線を踏襲する可能性が高いとみています。たしかに、短期的には国内政治リスクの高まりを主因にボラティリティはやや高止まりするでしょう。そしてこれは、後任が決まるまで継続しそうです。ですが、日銀の黒田東彦総裁の任期は2023年4月です。万が一、黒田東彦総裁も安倍首相同様に、任期を待たずに辞任するとなると、話は変わりますが・・・。しかし、そうでない限り、株式市場は大きく動揺するとはないとみています。

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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