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関東財務局長(金商)第1756号

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2020年4月24日

相場の見立て・展望(4月24日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
現時点でのシナリオは、「日経平均は3月19日の16358.19円で「1番底」をつけ、3月25日の19564.38円が「ネックライン」、4月3日の17646.50円が「2番底」そして、現在は「本格的なリバウンド」の最中ということになります。」というものです。このシナリオを目先は維持します。ですが、今週の日経平均は軟調でした。20日の始値は19689.85円、週間高値は20日の19784.38円、安値は22日の18858.25円、終値は19262.00円と、週足のローソク足は実体が427.85円の陰線でした。ですが、403.75円の下ヒゲを残しており、また、25日移動平均線(24日現在18968.40円)も上回り続けています。このため、来週も、引き続き、リバウンド相場が継続することになるとみています。

ところで、今週の最大のトピックは、NY原油先物価格が史上初めてマイナス水準に沈んだことでしょう。WTI5月物の20日の清算値は1バレルマイナス37.63ドルでした。5月物に関しては、取引最終日が21日に迫り、現物の保管スペースが不足する状況下、全く買い手が現れず、5月物に投げ売りだけが膨らみました。その後の原油先物市場では6月物に限月交代し、やや落ち着きを取り戻しつつあります。しかしながら、石油消費の停滞が続き、現物の余剰状態が解消せず、保管スペース不足も解消しないようだと、6月物も1カ月後にマイナスに沈む可能性はあります。

ただし、市場が最も恐れる、「原油価格下落の影響で、米シェール企業の破綻が相次ぎ、クレジット市場が動揺して、結果、米国株安が発生するというシナリオ」の実現リスクは低いとみています。なぜなら、FRBがハイイールド債を支える姿勢を鮮明にしているからです。ウォール街の相場格言に「FEDと闘うな!(Don't fight the Fed.)」というものがあります。これは、Fed(FRB:連邦準備制度理事会)が打ち出す方針に逆らわずに素直に従え、という意味の格言です。今はこの格言を信じて、米国を中心にした世界の株式市場を展望した方がいいと考えています。

なお、全米の各州が新型コロナウイルス対策のために打ち出した経済活動の自粛を緩めるべく、これまでに新型コロナウイルスに感染していたかを調べる「抗体検査」を行っています。米国で感染者が最も多いニューヨーク州は20日に「抗体検査」を始めました。集めたデータを基に経済活動の再開時期を探るためです。

ちなみに、ニューヨーク州のクオモ知事は23日の記者会見で、3000人に抗体検査を実施した結果、13.9%に抗体が確認されたと発表しました。ニューヨーク市では抗体がある人の比率が21.2%と2割を超えました。クオモ知事は1日に2000人、週14000人のペースで抗体検査をすると表明しています。今後、検査が進むにつれて、より実態に迫った数値となっていくことでしょう。そして、この抗体を持つ人の割合が上がれば上がるほど、経済活動の早期再開期待が高まる見通しです。そして、それは当然、世界の株式市場には「ポジティブ材料」となります。目先はそれに期待しましょう。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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