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関東財務局長(金商)第1756号

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2020年2月28日

相場の見立て・展望(2月28日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
前回当コラムで、「21日終値は23386.74円、25日移動平均ベースのボリンジャーバンドマイナス1σ(21日現在23226.46円)、同+1σ(同23891.29円)です。来週の日経平均も、この25日移動平均ベースのボリンジャーバンドのマイナス1σとプラス2σの間で膠着するとみています。」としました。しかしながら、日本が3連休中に事態が急変し、日米株式市場共に暴落し、急激な下落トレンドが発生しました。

まず、24日のNYダウは3日続落、前週末比1031.61ドル安の27960.80ドルでした。下げ幅は2018年2月8日の1033ドル安以来、過去3番目の大きさでした。イタリアや韓国など中国以外で新型肺炎の感染者数が急増したことが嫌気されました。25日のNYダウは連日で大幅下落、前日比879.44ドル安の27081.36ドルでした。26日のNYダウは5日続落、前日比123.77ドル安の26957.59ドルでした。連日急落した後で、自律反発狙いの買いが先行したが、結局、売りに押されました。

そして、27日のNYダウは6日続落、前日比1190.95ドル安の25766.64ドルと、19年8月27日以来、半年ぶりに26000ドルを下回り、下げ幅は18年2月5日を上回り過去最大でした。米疾病対策センター(CDC)が26日、カリフォルニア州で海外渡航歴がなく、感染者との接触も未確認の人への感染事例があったと発表。これが嫌気されました。

この米株急落を受け、日経平均も急落しました。3連休明け25日の日経平均は前週末比781.33円安の22605.41円と大幅続落しました。下げ幅は令和に入って最大でした。26日の日経平均は前日比179.22円安の22426.19円と3日続落。昨年10月15日以来、約4カ月ぶりの安値となりました。27日の日経平均は前日比477.96円安の21948.23円と、大幅に4日続落。終値での22000円大台割れは昨年10月11日以来、4カ月半ぶりのことでした。この日は内外の機関投資家からの売りに加え、連日の株安で、信用取引を行う個人から、持率を意識した、追証回避目的の売りも断続的に出たとみられていました。

このような状況下、27日に安倍首相が全国の小中学校、高校などの臨時休校を要請しました。これを受け、国内経済が停滞することへの懸念も一段と強まりました。そして、連日の相場急落で信用取引を手掛ける個人投資家は追い証の差し入れを迫られているもようです。このため、彼ら好みの中小型株にも見切り売りが加速しました。

その結果、28日の日経平均は前日比805.27円(3.67%)安の21142.96円でした。これは昨年9月5日以来、およそ半年ぶりの安値水準です。前週末21日の日経平均が23386.74円でした。これが今週末は21142.96円です。1週間で2243.78円(9.59%)の暴落です。流石に来週は多少のリバウンドが見込めるでしょう。27日時点の日経平均ベースのPBR1倍水準が20706円です。このあたりが下値メドとみています。一方、上値メドは5日移動平均線(28日現在22301.90円)です。少なくとも、5日移動平均線を上回るまでは本格的な戻り相場は期待薄ともみています。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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