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関東財務局長(金商)第1756号

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2019年11月15日

相場の見立て・展望(11月15日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
15日の日経平均は3日ぶりに反発、前日比161.77円(0.70%)高の23303.32円でした。前日14日は、10月の中国経済統計の発表を受けて178.32円でしたが、あっさりと反発しました。本日は、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、米中貿易協議の合意について「近づいている」などと発言したとの報道が買い材料になりました。

ところで、日本経済新聞によれば、「2020年3月期の業績予想を下方修正した企業を集計したところ、最終的なもうけを示す純利益の減額が2兆円を超えた。上期決算時点で下方修正額が2兆円を超えるのは7年ぶりで、外需に頼る製造業の業況の悪化が目立つ。」そうです。ですが、足元の業績悪は日経平均が8月6日に20110.76円を付ける過程で織り込み済みだと、私はみています。そして、現在は足元の今期業績ではなく、来期の業績回復への期待を織り込み中との認識です。

それにしても、米国株が非常に強い動きを続けています。確かに、14日のNYダウは6日ぶりに反落し、前日比1.63ドル安の27781.96ドルでした。また、ナスダック総合株価指数は続落し、同3.084ポイント安の8479.017ポイントでした。ただし、S&P500種株価指数は同2.59ポイント高の3096.63ポイントで、過去最高値を更新しているのです。この日は、小売り世界最大手ウォルマートの好決算を受け、米個人消費の強さが確認できたことが買い材料になりました。市場では、米国の年末商戦も良好なら、本格的なクリスマスラリーが期待できるとの見方が強まっているようです。

確かに日経平均は、8日の23591.09円でいったんピークアウトしています。しかしながら、現時点においても、私は中期のトレンドが上向きとみています。だから、昨年10月2日の24448.07円までの全値戻しが期待できるとの見方は不変です。来週の日経平均の想定レンジは25日移動平均線(15日現在22780.54円)〜24448.07円です。

なお、一部大手証券のレポートによれば、「11月19日から3月決算企業の中間配当の支払いが始まる。12月初旬までの合計は約4.3兆円。配当の再投資は例えばパッシブ運用では7000億円程度現物株式を買い増すことになる。事前に買い建てていた先物を外すことになるが、結果的には11月最終週の日経平均は堅調になりやすい。」、「外資金を日本株で運用するファンドでは、本国で年末までに分配金支払を行うことが多い。」、「結果、年終盤にかけてはドル高になりやすい。」そうです。この季節的な好需給要因、円安要因を背景に、当面の日経平均は堅調推移が見込めるでしょう。

やはり、足元の上昇相場の牽引役は、引き続き海外投資家です。11月第1週(5〜8日)の投資部門別売買動向では、海外投資家は現物株を6週連続で買い越しました。彼らは現物株を4602億円買い越しました。また、先物も4週連続で買い越しました。日経平均先物とTOPIX先物を合算した買い越し額は1640億円です。現物、先物合計で6242億円の買い越しです。

このような投資環境況のため、運用戦略としては、「海外勢の買いが目立つ、好業績の大型株を中心に売買する!」、「今の上昇相場に上手く乗れていないとみられる個人投資家の関与率の高い新興銘柄や、小型材料株は避ける!」という主方針を堅持しましょう。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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