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関東財務局長(金商)第1756号

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2019年10月28日

相場の見立て・展望(10月25日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
前回当コラムで、「来週の日経平均の想定レンジは、22049.71円(15日安値)〜心理的節目の23000円です。」としましたが、想定通り非常に強い動きとなりました。4月24日の22362.92円をもあっさりと大幅に上にブレイクしたことで、ここまでの力強い上昇を想定していなかった、先物や個別銘柄などの売り方が、デルタヘッジの先物買いや、先物や個別株に慌てて買い戻しを断続的に入れたのでしょう。このため、日経平均は上がり易く、下がり難い需給関係が維持されたとみています。

結果として、25日の日経平均は5日続伸し、前日比49.21円高の22799.81円と、5日連続で年初来高値を更新しました。

来週の日経平均の想定レンジは22457.89円(23日安値)〜心理的節目の23000円です。ただし、トレンドは上向きのため、多少の上振れは想定の範囲内です。なお、テクニカル的に、昨年10月2日の24448.07円から同年12月26日の18948.58円までの下落幅(5499.49円)に対する61.8%戻し(22347.26円)も、三分の二戻し(22614.91円)も既に上回ったため、今後は全値戻し(24448.07円までの戻り)が期待できる状況となったと考えています。

物色面では、半導体関連に注目しています。インテルが24日に発表した19年7〜9月期決算では、売上高は191億9000万ドルと四半期として過去最高でした。データセンター向け半導体が好調でした。同社は12月期通期の業績見通しも引き上げました。また、17日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が19年7〜9月期決算を発表しました。営業利益は前年同期比13%増で同期として過去最高となりました。米アップルの新型3機種のスマートフォン「iPhone」や「5G」向けの受注が好調だったことが寄与したためです。さらに、TSMCは今期の設備投資も大幅に上方修正しました。

これらインテルやTSMCの好決算や、インテルの強気の業績上方修正とTSMCの設備投資の上方修正を考慮すれば、ここ1年半ほど低迷した半導体業界は明確に底打ち転換したとみてよいでしょう。

ところで、ペンス米副大統領が24日、中国に関する包括的な政策演説に臨みました。確かにペンス氏は、中国への対決姿勢を再び鮮明にしました。しかしながら、米中両国は10月11日までの閣僚級の貿易協議で「部分合意」を交わし、11月半ばのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせた首脳会談で正式署名を目指しています。このため、対中強硬派のペンス氏が多少キツイことを言おうとも、米中対立による実体経済の悪化懸念はいったん大幅に後退したとみてよいでしょう。

ただし、FRBが10月29〜30日に開くFOMCでは、今年3回目の利下げを決めるものの、予防的な緩和をいったん打ち止めにするとみられています。この「打ち止め感」をFOMC後の株式市場が嫌気するようだと、それが「スピード調整」のきっかけになるかもしれません。その点は要注意です。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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